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執筆者の写真すけきよ

狂気に芽吹く

表紙、本文共々、入稿したー!!!

不備はあると思うけど(私ならどんなに確認したとしてもないはずがない)ひとまずやっと楽になれる!!!スペシャルサンクス、デザイナーのフォロワーと湿布!

書いてる最中、表紙を作ってる最中は楽しくて仕方がないんだけど、作品にするとなると「ほんとうにこれでいいのか」と何度も確認する作業がしんどいな。158ページ三回読んだがな。

何度、推敲しても納得できてるようでできていない気がして。

でも書きたいことは全部ブチ込めたとは思う。

「これが!私の!osgだ!!!」ってのを。

BLとは銘打ってるけど、彼らにはこういう関係性もアリなのではないか。

愛や恋や、身体の関係だけではない、この二人にしかありえない、この二人だからこそ得られる「繋がり」や「共有している何か」を書きたかった。

カップリング表記しといてあれだが、まあラブな雰囲気ではないことは確かです。

キスもしねぇ。包容すらない。けれども惹かれあう。無碍にできない存在であり、それは他の誰かとは大きく異なる存在。

なんというか、もうこれが私の解釈だってのを作品でしか表現できないタチなのかもしれんね、私は。


それでさ、今回で本を出すのはまだ四冊目だけど、仕事しながら同人誌作るって、そうとう疲れるな!!!!

なんかもう疲れるってレベルじゃないよこれ。

って話を同人活動が長い友だちに言ったら、


まーじで正常な判断ができなくなるっつうか、朦朧としてくるっていう。なにが正しいのか自分が今なにをやってるのかわからなくなる。

こんな頭の中が空焚きみたいな状態になったの、思い出す限りでは同人誌作ってる時以外ないかも。もう頭空っぽで何も考えられないのに、あれこれ考えることが止まらない。

今回、表紙の特殊印刷でちょっと見当違いしてたところがあって、それをどうしようかなとか、この紙にこの色乗せたらどうなるのかなとか。

予測の及ばないものに対しての想像の限界に頭を悩ませてた。でもきっとめちゃくちゃかっこいい表紙になるはず。

本文も、なぜこんなめんどうな設定にしちまったのかと後悔しそうになるくらいには、知らない部分が多かった。浅学つらいわ。あとがきに作品についての調べ物でちょっとしたおもしろエピソードがあったから載せといた。


こんなに疲労とガス欠になっても、またすぐ本を作りたくなるから私はまだまだ正気に戻れそうにはない。

そういえば先日、お世話になっている病院の先生に「(同人誌を手に取ってもらえることは)あなたの財産だよ」と言われた。

ああそうか。何もないと思っていた私にも財産と呼んでいいものがあったのかと、ちょっと感動してしまった。

だって、上記のLINEしてた友だちと前に話してたんだけど、私ら財産どころか金もないし社会的地位もないし、同人やってなかったらただのクズだったよなって。

いやほんとそれ。

ただ同人誌書いてる(描いてる)って、世間から見たらなんの慰みにもならんし、そんなことより会社で役職に就いたりだとか年収500万以上とかの方が世の中では意義のあることだろうよ。でもそのフィールドに立つことは叶わなかった。おそらくこれから立てることもない。

ただ必死に生活を回しているだけの凡庸どころか底の方に近い人間にも、世の中の誰かに与えるものがあるってのは私にとっては大きな救いだなと。大袈裟な話ではあるけども。それくらい私にはなーんにもなかったんだよな。

これは私には身を削ってでもやる価値のある行為だから、まだ正気に戻るわけにはいかない。まあ正気なんて母親の腹の中に置き忘れてきたっぽいけど。私はまだ世間とはあまり関係のない場所で意識を逸らしていたい。


でも同人活動ってほんっと体力勝負だと思ったから、話題になった54歳の同人作家はすごいと思うよ。

交流関係はよくわからんけど。年相応の振る舞い方してりゃ問題ないんじゃね?

私は人と関係を築くやり方忘れちゃったけど。どうやって仲良くなるんだろうね。

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