参加された皆様、スペースにお越しくださった方々、久しぶりの楽しい時間をありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
何よりあんなにも素晴らしいアンソロを生み出してくださったオニ氏さん、執筆者の方々、なんかもうかしこまった言葉では言い表せないので本心丸出しで書きますね。
さいっこうじゃん!見てこの装丁!ノベルティ、そしてこの厚み!この厚みが熱量の具現化ですよ。これみんなやってると思うけど私もやらせて。0.5kgもあるよ。体重計に乗せて計ったよね。やるよね?ちなみに攻殻機動隊1巻と同じくらいの厚さだった。
そんな本に自分も寄稿させていただけたというのは、現実でもネットでも陰キャでコミュ障どころか会話はいつもデッドボールかキャッチャーミットから大きく外れる私にとってまさに青天の霹靂だったわけです。
たとえば文化祭のクラスの出し物で劇をやろうってなった時に、学級委員長が不登校のクラスメイトにも役を与えて、まわりの生徒が「え?誰?そんなやつうちのクラスにいたっけ?」みたいな空気になるやつ。
あんな感じだったと思うんですよ。いやわからんけど。
それぐらい自分の存在は僻地の奇人くらいに思われてる自覚があったんで。昔から他人が私を端的に表現する言葉は「変わってる」だったし。
まあそんなことはどうでもいいし、重いんだよって思われるかもしれないけど、一時的にでも居場所というか所属が与えられたような、公園でひとりでナナカマドを拾ってたら鬼ごっこに誘われたみたいな感覚だったんですよ。
初回のサークル申し込みを忘れた時点でお察しの方もいるかもしれないけど、だいたいメンタルがめちゃくちゃで計画や予定を立てることも苦手だし、すぐ忘れる。そんな状態で日常生活も薬でかろうじてこなせてるようなやつなので、入稿はなぜか間に合うが、そのあとの準備で何から手をつけていいかわからず頭の中は大混乱。やることリストを書きだしてる時点でタスクの多さに発狂する有様。
なのでイベント直前はボロカスの出がらしで心の中に残ったのは不安&不安。
しかも誕席なんていただいてしまい「いや列できるようなサークルでもないし、部数もそんな大層な数字書いてないよね??なんで????」って、そんな分不相応なスペースに対する恥ずかしさやら恐怖やら(歴戦の同人女の方が言うには、赤ぶは壁以外は適当らしいが)でますますお気持ち大暴落だったんですね。もう前日に夜行バスに乗るまで。むしろ乗れんのかこれ?くらいの状態だったと思う(イベント後の友達の証言によると)
だから毎回イベントに参加されている方々は、ほんとうにすごいなあと尊敬に値します。まじで。私なんて仕事してなかったとしてもできるか怪しいもん。
なのでこんな脆弱で無能(当日も急遽、介護役として友達を召喚した)なやつにもみなさん優しくしてくださって「ああ、こんなあたたかい場所が世の中にはあるんだなあ」と、この年になって世の中のやわらかい部分に触れたような気分にさせてもらえました。
能力がないやつは努力不足、自己責任だと言われる中、人並みにできることが「文章を書く」だけの人間が、恐れず顔をあげられる場所は同人イベントぐらいじゃないかなって思っています。
ていうか、みんな仕事やら家事育児をしつつ、原稿はもちろんイベントの準備までこなせる体力?スキル?はどうなってんの??私が要領も悪い上にアクナイに時間を費やしてるからか?
ワンツーどんの話よりそっちを聞くべきだったな。いやでもずっときになってたからそれはそれで聞けてよかったです。
撤収後、疲れて三時間ぐらいチルってた。
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